DAZNは、2019年まで配信してきたジロ・デ・イタリアを含むUCIワールドツアーとUCIヨーロッパツアーといった自転車ロードレースの配信を2020年は行わないことを公式サイトで明らかにしました。
2020年のジロ・デ・イタリアは日本語環境では視聴できないことに
DAZNが登場するまで、日本における自転車ロードレースの視聴は、有料チャンネルのJスポーツがほぼ独占していました。
ツール・ド・フランスをはじめ、ブエルタ・ア・エスパーニャやジロ・デ・イタリアといったグランツールも全てJスポーツが生中継してきました。
それがDAZNの登場によって2018年からジロ・デ・イタリアはDAZNが独占生配信することになったのです。
DAZNがUCIワールドツアーをはじめとした自転車ロードレースを2020年は配信しないことが明らかになり、特に困ったのがグランツールの一つであるジロ・デ・イタリアの放送です。
Jスポーツはジロ・デ・イタリアの放映権を持っていないですから、このままだと2020年のジロ・デ・イタリアのテレビ放送を日本語環境で見る方法は無くなってしまいます。
これは自転車ロードレースファンにとっては一大事です。
2019年途中からDAZNでの自転車ロードレース配信は縮小されていた
2020年は自転車ロードレースの配信をしないことを明らかにしたDAZNですが、この予兆は2019年途中からありました。
2019年のジロ・デ・イタリアをはじめ、当初は日本語実況と解説がついた配信だったのですが、8月から日本語実況と解説はなくなり、海外の実況をそのまま配信する形となってしまったのです。
今日からスタートするツール・ド・ポローニュ。DAZNでもライブ配信がありますが、英語コメンタリーのみとなります。そして、今後しばらく日本語コメンタリーのライブはなくなるとのことです。復活を信じ、できる限りのことはさせていただきます。 #dazncycle https://t.co/MjdeVNKCnU
— 別府 始 / Hajime Beppu ?️ (@HajimeBeppu) August 3, 2019
そして、2019年末になるとDAZNのサイトから自転車のカテゴリーが無くなり、ファンの間ではDAZNが2020年以降もしかしたら自転車レースを配信しないのではないかと疑心暗鬼になったわけです。
そういった疑問は、DAZNのカスタマーサポートへも当然向けられ、多くの問い合わせがあったことが推測できます。
そのようなことから、最初に紹介した2020年は自転車ロードレースを配信しないという事実を公式サイトにて公表したのでしょう。
なにわともあれ、昨年までDAZNで配信してきたレースは今後しばらく日本語環境で視聴することは難しくなりました。
JスポーツやNHKが少しでもカバーしてくれると良いのですが・・